• 堺市には障がいのある方々の社会参加を支援する事業所がたくさんあります。
  • 社会参加する喜びを感じながら働くことに挑戦しています。
  • 手づくりの食品や雑貨には様々なこだわりが詰まっています。

第4回堺市授産製品コンクール

 昨年度と同様に「食品部門」と「雑貨部門」の2部門、一般市民による1次審査と専門家による本審査の2段階審査により行われました。

 1次審査が堺市立健康福祉プラザ「障害者週間フェスティバル」と同時開催となり、前回よりも多くの一般市民の方に投票していただくことができました。

受賞製品

堺市長賞

商品名 コアントローショコラ

価格  180円(税込)

原材料 

卵・チョコ・バター・粗糖・生クリーム・AP・国産小麦 粉・ココア・コアントロー(原材料の一部に乳を含む)

賞味期限 製造日より14日

 

アピールポイント

ショコラ生地と生チョコを3層にサンドすることにより、チョコのしっとり感と生地のふわふわ感が楽しめる繊細な味に仕上がりました。コアントロー(オレンジリキュール)を使ったことで大人の雰囲気が漂います。

 

製造者 愛和ハウス


食品部門

金賞


商品名 古墳ラスク

価格  800円(税込)

原材料 

(黒糖クルミ味)

小麦粉・砂糖・マーガリン・クルミ・黒糖・脱脂粉乳・食塩・乾燥パン酵母(原材料の一部に大豆を含む)

(濃厚メープル味)

小麦粉・砂糖・マーガリン・メープルシュガー・脱脂粉乳・食塩・乾燥パン酵母・香料・乳化剤(原材料の一部に大豆を含む)

(胡麻生姜味)

小麦粉・砂糖・マーガリン・胡麻・生姜・脱脂粉乳・食塩・乳化剤(原材料の一部に大豆を含む)

 

賞味期限 製造日より42日

内容量 12枚(6包)

 

アピールポイント

ユウの家の定番商品であるラスクの形が堺市にある古墳群の前方後円墳の形に似ていることから商品化しました。黒糖くるみ・濃厚メープルのほかに大阪名物岩おこしを彷彿させる胡麻生姜味は大阪のお土産としても最適です。

贈答用に高級感のある和風の袋を使用し、商品名を印刷した紙には大和川の葦(よし)を再生した紙を使用しています。

 

製作者 アトリエユウの家

銀賞

商品名 やさい畑クッキー

価格  230円

原材料

小麦粉・バター・砂糖・アーモンドプードル・牛乳・野菜パウダー(かぼちゃ・ほうれん草・紅イモ・人参・さつまいも)・かぼちゃの種・塩

賞味期限 製造日より20日

内容量 8枚

 

アピールポイント

5種類の国産野菜パウダーを使用し、食品添加物は使用していません。バターをたっぷり使用しているため、少し柔らかめの食感です。

 

製作者 第2ほくぶ障害者作業所


雑貨部門

金賞

商品名 ほくぶ指文字 ほーちゃんトレーナー

価格  2,500円

 

アピールポイント

ほくぶ障害者作業所のキャラクター「ほーちゃん」が可愛く「お疲れ様」という手話をしているイラストと背中に50音の指文字表をプリントしています。

「手話は私たちの言葉です!」のメッセージを伝えるとともに手話や指文字に少しでも興味を持っていただけるよう啓蒙活動の一環として手話グッズを販売しています。

購入者には、サンキューカードを作成し、商品とともにご購入者のお手元に届くようにしています。

 

製作者 ほくぶ障害者作業所


銀賞

商品名 キャンディークリーナー

価格 150円/個(税込)

 

アピールポイント

キャンディーのように可愛い見た目だけでなく、パソコンのキーボードやエアコンの細かい箇所の掃除に丁度よいと大好評!汚れても水洗いしてまた何度でも使うことができます。

お好きな色をチョイスして、ぜひ自分のデスクを可愛く飾ってください。

 

製造者 支援センターしらさぎ


審査内容

一般審査

平成25年12月6日、書類審査によって選出された商品(食品部門12品、雑貨部門11品)を堺市立健康福祉プラザに来館する一般市民に、「欲しいと感じる魅力のある商品か」を視点として審査、投票してもらいました。

ご協力くださったほとんどの方がどの商品も魅力的だと大いに迷われた末に投票され、「美味しい」「一般の商品と比べても遜色ない味」「アイデアが面白い」などのうれしい声を多数寄せてくださっています。

集計の結果、書類審査の点数を加えた各部門の上位8位の商品が本審査に進みました。

本審査

平成25年12月12日に堺市立健康福祉プラザにて本審査を行い、一般審査を経て選出された各部門上位8部門の商品を「購買意欲を掻き立てる商品か?」「一般市場で競える商品か?」「魅力のある商品か?」という視点から、下記の審査員の方々に審査して頂きました。

各商品の審査ではまず、製作した事業所職員および利用者に、商品のアピールポイントや製作工程での工夫や苦労していること等をプレゼンテーションしてもらいました。

開始当初は皆、緊張の面持ちでしたが、商品を製作するうえでの苦労や思いなどを一生懸命話される姿に、笑いが起きたり和やかになったりする場面が多々ありました。口頭だけではなく、製作過程をパネルにしたり、手話を交えたりして視覚的に分かりやすく説明されている姿も印象的でした。

 

(審査員名)

●山本 憲司(大阪学院大学 非常勤講師)

●矢野 真一(学校法人辻学園 辻学園調理・製菓専門学校)

●豊田 みどり(株式会社KOTOYA)

●牧 文彦(NPО法人Deeppeople)

●南 正己(堺市健康福祉局 障害福祉部)

審査員の総評

審査員の方々からは、専門的な見地から以下のような温かくも厳しいご助言とご指摘がありました。

 

「コンクールは賞を取ることが目的ではない。本当の目的は一生懸命働いている利用者や職員が元気になる、コンクールという機会を使って、何か力を合わせて一致団結して行うという心をもって結集するきっかけとなることである。

商品自体はもう少し工夫があれば、一般の商品にも見劣りのしないものになる。製品にはなってきているが、商品にはまだなれていない。手に取りたいと思われるには、商品のイメージ・コンセプトを大事にし、商品パッケージからそのイメージが伝わってこないといけない。」

 

具体的なアドバイスとしては、商品の品質表示の他に、商品の用途や使用上の注意点などを記した紙などを添付する、その商品に見合った外装をほどこす、すべてを一から生産するのではなく、既製品の原材料もうまく使って生産性をあげ、リスクヘッジするなど、消費者から当然求められること、ハッと気づかされることがありました。

 

一方で、年々新しいアイデアと新商品を生み出す事業所の努力への感心と称賛の声も多くあり、事業所の利用者や職員の方々による熱いプレゼンテーションから伝わる現場の雰囲気に心温まる場面が何度となくありました。

このコンクールを契機に利用者と職員の方々の士気があがり、事業所同士で刺激し合い、さらなる品質向上と商品開発につながるよう、センターとして働きかけを行っていく大切さを再確認した1日でした。 

地域のネットワークや、各区役所での展示販売予定

※開催日は変更になることがあります。詳しくは当センターもしくは各区役所へお問い合わせください。

堺区

エールdeさかい

12月25日(水)

東区

らららEAST
毎月第4金曜日

西区

にしにし市

毎月第3木曜日

美原区

ド レ 美原♬ マルシェ
毎月第3水曜日

北区

きたきてまるしぇ
毎月第3火曜日

南区

ギャラリーみなみかぜ
みなみかぜ交流ひろば

中区

ナカ・ナカマ♡

   ネットワーク

令和7年2月開催予定

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